異世界侵攻録 呂布奉先の軍師 6

それから数分後、場所は9番隊の屋敷に舞台を移す「。副隊長の【檜佐木修兵】は、隊の仕事である瀞霊廷通信の編集の仕事で手を焼いていた。

 修兵「お~い、まだ終わんねぇか?」

 隊員A「いえいえ、まだ全然終わってないんですよ。他の隊の方々にも手伝ってもらっているんですが。…それにしても山田七席遅いですね、そろそろ原稿を持ってきてくれるはずなんですが。」

この隊員が言う通り丁度この日は納期も近いせいもあり、人手不足で他の隊から数人助っ人が来ていた。虎徹勇音・清音姉妹もそうである。

 先に、この姉妹について簡潔に説明しよう。ん?副隊長?彼の説明はあとだ。子の後この後の展開でどんなキャラかはすぐわかる。姉の勇音は背が非常に高く【ちなみに180センチオーバー】、ボーイッシュな風貌だが怖がりで乙女チックなところがある。妹の清音は小柄で元気活発。服装はスペイン風の洋服をアレンジしたものを来ている。因みに姉妹仲は相当良い。二人とも違う隊に所属しているが、今回は修兵のお願いを快く引き受け、現在手伝っているというわけである。

 勇音「そうですね。そろそろ持ってきてくれる時間の筈なのですが。」

 清音「んーそうだよねぇ。そろそろ来てもおかしくないよね~。いくら彼でもちゃんと仕事は終わらせて来ると思うんだけどな。ね、いさねぇ。」

そうして、時間が少しずつ、ゆったりと進んでいるこの空間の外では、策の準備が着々と進んでいた。

 鬼鮫「おやおや、のんびりと何をしているのですかねぇ。わざわざ、策を使うまでもないと思うのですが?あの軍師殿は一体何を考えているのか私にはさっぱりですねぇ。…まぁ、私はできることをするだけすが。」

鬼鮫は、工作兵と共に急ピッチで策の準備を進めていた。鬼鮫の技は、派手なものが多いため、策を実行するためには工作兵の力を借りなくてはならなかったのだ。特に、水計は下準備がひつようであるからだ。