ダークサイドの力 14

彼の言う通りだ。この場所をもぬけの殻にするわけには絶対に良くない。…それなら、ここは大人しく待機するのが一番だ。

 エルザ「そうだな。何かあったときに人がいなければな。…それにしてもだ、すごい戦いだ。」

 銀時「本当だなこりゃ。しっかしすごい戦いだこと。あれだけの剣劇は映画ぐらいしか見れねぇだろうよ。しかも、ありゃ完全に人殺すための技だな。金髪の少年大丈夫か?」

二人からすればテレビの画面の中の彼らを見つめながら、敵の恐ろしさをまざまざと感じ取っている。当のエドワードたちも、戦いをヒートアップさせる。

 エドワード「ちくしょう!こいつは厳しくなってきやがったか。全然隙がみえねぇ!」

 レン「当然だ。お前の動きは全て読めている。ただ、お前もなかなか隙の無い攻めと守りをしているようだな。それでも、もうお前のほうがボロボロだな。」

彼の言う通り。エドワードは、すでに満身創痍だ。もうすでにレンのライトセーバーで傷だらけになっていた。それでも、彼が何とか立っていられるのは、【せんせい】と呼び慕う【師匠】の厳しい修業のおかげだろう。しかし、その修業も、フォースの前には無力だった。

 エドワード「クソ!こんなに力の差があるとは考えてなかった。何なんだお前!科学全否定の技使いやがって!」

 レン「そう言うお前の【錬金術】も十二分に科学的とは程遠いようだが?」

 エドワード「そっ、そうなのか!」

 レン「…自覚症状なかったのか?」

その言葉を聞いた元就【のコピーロボット】たちは、今まで自覚症状がなかったのか!と驚いた。確かに、彼らの世界ではそうかもしれないが、自分たちが生まれ育ったこの世界では、過去未来関係なくそのような技術とは受け入れられないだろう。

 ホウ統「驚いたねぇ。あれ科学技術だったのかい?てっきり仙術かなんかの類だと思ていたよ。」