サーヴァントと助っ人 28

そんなことではないかとどことなく聞く前からそんな気がしてはいたが、大方予想通りのことであった。

 元就「ああ、これで完全に万事休すだ。」

天を仰ぐ元就。しかし、嘆いたところで変わらない結末を迎えることになるだけだ。…敵からすれば、素直にそうなってしまって欲しいだけだった。

確かに、バーサーカーから繰り出された、死へ直結する一撃が、二人に振りおろされた。だが、その音は何か違和感をもたらすものであった。

 伯爵「これは、一体如何様なことがことが起こっているというのですか?」

 マダラ「どうやら、敵側に奇跡が起こったというしか無いようだな。これは、予想外ということしか言えない事態発生したのだ。しかも、元就たちを救ったのは、彼ら時空省とは違う、また別の世界の組織ということである。

 元就たちは、そんなことをつい数秒前まえは思わなかっただろう。それは、何かというと、自分たちがこの世に存在しているということである。だが、それは奇跡の如くそれはおこった。驚くことに、その奇跡をもたらしたのは、一人の少女であった。