grand order 2
元就「私が果たして言える立場かどうかは怪しいけれど、確かにいろんなことが起こる一日だ。…まぁ、今いえることは、心強い味方が増えたということでいいのかな?」
マシュ「ええ!大海原にのった気持ちで任せてください!…あれ、お二方どうかしましたか?」
ええ、どうかしました。二人の顔はそう言いたげだ。彼女の言葉を聞いた瞬間、何故か背筋が凍りつくような気がしてならなくなった。
イリヤ「なぜかしら、急に不安になってきたのは気の性かしら?」
元就「気のせいじゃあないと思うよ。…私もそうだから。」
しかし、そんな三人をよそに、ヘラクレスは再びこちらへ向かってくる。彼は、手に持つ石斧で確実にこちらを殺害する気満々でいるようだ。しかし、マシュと名乗る少女はヘラクレス相手に堂々とした姿で立ちはだかったかと思うと、その盾を使用した特殊な攻撃方法で相手の攻撃をそらしつつ、又その盾を利用して相手の攻撃を次々防いでいく。
元就「どうやら、意外と大丈夫なのかもしれないね?いやいや、驚いたよ。これは間違い無く、サーヴァントだね。」
イリヤ「正確には、【デミ・サーヴァント】らしいわね。…ということは、これはまた色々起こるわね。…ん?後ろに誰かいるみたいわね?もしかして、あの娘のマスターなのかも?」
彼女の言う通り、後ろを振り返ると、そこには一人の青年が立っているではないか?元就は、その青年の来ている服装から、一体何者なのかは大概見当はついた。
元就「間違い無いだろうね。そして、彼女のマスターだということもこれで納得できたよ。」