grand order 3

成程、ここまでの話は良くわかった。知能会の面々は、ここまでの話を聞いて半分は良く理解できた。

 元就「さて、続きを話したいところだけど、そろそろそっちも展開が変わってきているところじゃないかな?」

 ホウ統「いやいや、どうやらあんたが言う【シス】とかいう連中に一泡吹かせられたみたいだねェ。しかし、あのお二人さん、急に強くなっちゃったみたいだけど、その【さーヴぁんと】とかいうのに何か関係あるのかい?」

結論からすればそういうことだ。元就は一言そう告げだ。ただ、そこまでに至るまでにはあと少し話す必要があるらしい。なら、そこまでの話にいくまではもう少し待っておこう。

…しかし、先ほどの話で気になったのは、山本次官の話が途中で出てきたことだ。…かの大軍師は、ここからなんとなくその彼がどこにいるのか見当がついたのであった。

 元就「もしかして、ホウ統殿。何か感づいたことでもあるのでは?」

 ホウ統「その通りだよ?もしかして、山本次官、そっちにいるんじゃあないかな?」

 元就「その通り。流石はかの名軍師殿。…あれ、もしかして康熙帝殿もお気づきでしたか。」

 康熙帝「と、いうより、皆同じ考えであったようだが?気づいておらなんだか?」

中国屈指の名君である康熙帝もしっかり気づいていた。…というより、この場で話を聞いていたメンツは気づいていたようだ。 

 元就「あれ、そうでいらっしゃいました?…はい、こちらに確かにこちらにいますよ。…もしかして、私がどこにいるのもバレバレでしょうか?」

二人は激しく首を縦に振った。現在、交戦中の二人も何故かその場所を知っていたようである。では、一体元就【達】はどこにいるというのか?