妖怪退治 序 １２

　山本「それがね…もしかしたら僕が知っているその妖怪は、銃が効くかどうかすごく怪しいんだよねぇ～。それ、何せ、体が泥で出来た化け物だから。」

その言葉を聞いた内、二人は相当厳しい話じゃないか？と思い、ほかの二人は、相手が泥なら何とでもなりそうじゃないかと考えた。

それと、カルデアの二人は泥だと何か問題があるのかいまいちピンと来ていなかった。

　ランサー「はぁ？泥？そいつには心臓があったらこの槍で何とかなるんだが、無いなら話にならねぇぞ？」

　山本「やっぱり、武器主体のふたりは不安になると思いました。ですが、恐らく、そこに行くまでには二人の力が必要になると思っています。あと、カルデアのお二人さんにも手伝ってもらわないとそこにたどり着けないかもしれないということを今のうちに言っておこうかな？」

二人は、急にここで話を振られたので驚いた。そういえば、話を聞いているばっかりで存在を忘れられてしまったと思っていたところだったので、うれしくもあった。が、同時にあまりにも突然だったので同時に驚いてしまった。

　マシュ「あっ！はい！！喜んでお受けいたします。…それで、具体的に教えていただければ嬉しいのですが？」

　イリヤ「う～ん、そうね。そちらのお兄さんが何を考えているのか聞きたいところだわ。…本当は、カルデアについて色々きこうかな～と思っていたところなのだけれど、この件が終わってしまえばひと段落つけそうだし。」

　山本「そうだね、カルデアについてはもう少し詳しいことを聞きたいからね。早めにこの事件を片づけてしまおう。その為に、各自で役割分担をになってもらえたら…ということで、こういう風なことを考えているんだ。」