妖怪退治 序 15

山本は、バランスを考えて、藤丸マシュと元就公、そしてイリヤを人グループにし、自分とランサー、そしてビリーを同じグループにした。これで、一応バランスはとれているはずである、と山本は踏んで分けたようだ。

 山本「これなら、遠中近すべての状況に対応できるはずだ。っといっても、みんなの賛同がなければ意味がない。そこで、何か変えたほうがいいと思うことがあるなら言ってくれて構わないよ。」

 イリヤ「私は構わないわよ。他はどうかしら?」

 元就「私も問題ないと思うよ。サーヴァントも両方のグループにいるから、何があっても問題は無いはず。」

 ランサー「俺もビリーも問題は無いということで。あとは、カルデアのお二人さんはどうだ?」

 マシュ「私たちも問題はありません。ということで、後は、残りの王ドラさんたちをどうするかですね。」

 

それについても山本は考えてある。三人とも個人スペックが高いので、別働隊として働いてもらうことにしている。

 山本「あの三人にはもう指示は出してあるから問題は無いさ。一応、目的地は伝えてあるから迷うこともなかろう。…では、出発しようかな。…とはいっても、一旦あのでっかい橋で合流することになるんだろうけど。それまでは、雑談でもしながら移動しましょうか。」

 こうして、三グループは各々目的の場所に向けて移動を始める。離れた場所にいる彼らも、山本から連絡を受けて出発を始めたようだ。

 

 ハヤテ「…ということで、何も成果ありませんでしたね。」

 キッド「いや、おたく偉いわ。あれだけの知識量をもっていろいろやってくれたんだ。流石もと大富豪の召使、出来が違うぜ!!」

こんな調子で、物語は進んでいるのである。しかし、案の定、三グループのうち、まず一グループが被害を受けることになる。