5章 プロローグ 3

 松永は持っていた刀をマダラへ放り投げ、飛んできたそれを右手でキャッチすると、すかさずそれを【聖杯】と呼ばれた物があったところへ放り投げた。

 マダラ「さて、術式はすでに組みこんだ。さて、こちらに来ているという謎の者が少し気になるが、あとは、この【召喚石】とかいうものを使えば、後は何とかなる。…では始めよう。この星と異世界の、最も強力な英霊を召喚する儀式を!!」

そのようなことが行われていることなど、この星に生きている者のすべてが知る由など一切なかった。その頃、3パーセク【距離にして約10光年先】から謎の物体、いや、宇宙船がこちらに向かっていることもに誰も知る由もなかった。

 さて、ここで時は数億年遡ることになる。この銀河系とは全く違う、はるか遠くの銀河系。この銀河では、長きにわたる騒乱が起きていたが、それも終焉を迎え、平和が訪れていたはずだった。この銀河は、一つの巨大な国家を形成しており、名を銀河共和国といった。しかし、20年程国を乗っ取られおり、名を銀河帝国といった。この銀が出は、新共和国によって滅んだその帝国の残党である【ファースト・オーダー】によって再び暗黒の時代へ逆戻りを始めた。そんなところである。その銀河に、突如謎の空間が現れたのを彼らは秘密裏に察知、すぐにそこへ急行した。

どうやら、その空間はこの銀河とは別世界につながっているということを突き止めた彼らは、至急とある人物にその空間を調査するよう命令した。その人物のなは【カイロ・レン】といった。

 レン「これがその空間か。調査通りなら、この銀河とは違う惑星に移動できるようだが。」

彼は、銀河に浮かび上がるその空間を、自信が乗りこむ宇宙シャトルから覗いたのち、そのままその空間へ乗り込んでいった。

 再び地球に戻ろう、一行は聖遺物を人口聖杯に捧げ、あとはサーヴァントと呼ばれる過去の英霊を呼び出すだけだった。まず、松永が一人目の召喚に成功したようだ。