英雄集結12
その頃、山本達や郭嘉たちと関係のないところにいた二組は、どうしていたかというと、何の因果であるかはわからないが…
ハヤテ「いや~まさか同じ目的の人たちと出会うなんて!これは何という偶然でしょう!…しかも、僕たちの知り合いの方もいらっしゃるなんて!」
元就「いや~私も驚いた驚いた。無事に再開できてほんとによかったよ!」
まさかの再開を果たしていた。驚きの展開である。
イリヤ「いや、こんなことってあるのかしら。話には聞いていたけどまさか同じ場所に迷い込んでいたなんて驚きにもほどがあるわ。…SFは詳しくないけれど、これってどのくらいの確率なんだろう?」
王ドラ「いや、私にもよくわからないんですよねぇ。うーんほんとこれは奇跡ですよ。」
マシュ「そうですね。…ここは素直に喜んでいいのではないでしょうか。」
藤丸「そうだね。いいことは素直にいいということにしておいた方がいいよ。」
何故か和気あいあいとしているが、ここまで来るのに【特に】ハヤテ・キッド・王ドラの苦労は生半可なものではなかった。
あれから河川敷の近くを通りかかった際、突然謎の化け物に襲われ、ひたすら逃げ回っていたのだ。因みにその化け物というのは、泥田坊である。
王ドラ「なんですかあれぇぇええええ!!なんであんな怪物がいるんですかー!!!」
ハヤテ「僕にもわかりません!!何ですかあの泥の固まり!?」
キッド「俺に聞かないでくれ!!あんなのアメリカにいないし!!ってかハヤテお前足速いな!」
ハヤテ「ええ!脚力には自信ありますよ!!これでも自転車で時速80キロは出せますよ!」
成程それはすごいなと感心したいが、残念ながらそのような暇はないのであった。