クラウド・ストライフ 19
キングレオは、一体どうやってここまで来たのか?それは、那由多銀河が直接次元を超えて寄こしたのだ。…しかし、それなら先ほどの二人、アルカードとアルクの二人はというと…。それには、那由多銀河が考えていたであろう予想の一つが当たってしまったのだ。
この地にやってくる前、四本の腕をもち、二足歩行が可能なライオン型モンスター【キングレオ】は、那由多銀河にこう言いつけられた。
銀河「…どうやら、何者かが私たちの行動を妨害しているらしい。キングレオよ、君にはゲマを救出してほしい。恐らく、ワイアット達もいるだろうからうまくいけば協力できるかもしれない。…が、もしかすると二人は失敗するかもしれなから、その時は君一人で頼む。」
キングレオ「かしこまりました。…しかし、エビルプリースト殿がおっしゃられた通り、なんとも神々しいお方か。しかし、それであって神ではない独特のオーラをお持ちでもある。確かに、あなた様なら、数多の世界を動かせる力を持っているといってもおかしくないですな。」
その言葉に、銀河は笑い飛ばす。そして、キングレオに対して気さくに語りかける。
銀河「流石にそこまでの力は持っていない。…がだ。君たちが協力してくれれば、それも実現可能といってもおかしくないだろう。張り切ってくれて構わないよキングレオ。頼んだぞ。」