欺瞞34

パルパティーン。それがかの皇帝と名乗る人物の真名であるらしい。どうやら、この星の英霊ではないということなのだが、銀河はそれ以上のことを言うと自分にも悪影響が出るという事でそれ以上のことは詳しく語らない様子である。

 

 銀河「彼と会ったのはまだ彼の肉体が無かった頃か。肉体を復活させてほしいという願いを私にしてきてな、あの冬木の大空洞の霊脈を利用して、私の力で復活させたというのが本当のところだ。ついでに、弟子たちも復活させてほしいという事で二人ほどこの私の魔力を割いて復活させることが出来た。まぁ更に時空の歪みでカイロレンという者も引き付けてしまったが。」

 

彼の語るにはそういう事らしい。どうやら、かの皇帝を復活させたのは結局那由多銀河が裏で工作していたという事だ。

 セフィロス「そうか、結局はお前が裏で仕組んでいたということか。しかし、その時お前はどこにいた?間違いなく、マダラと私の母の二人のみだった筈だが?」

 銀河「ああ、私なら別の空間にいても問題なく魔力供給できるからな。原理はかの宝石剣ゼルレッチと同じ要領だ。」

 

宝石剣ゼルレッチ。数多ある並行世界を行き来できるという大魔導士ゼルレッチの名がつけられた剣があるという。その剣、数多ある並行世界にある魔力を呼び寄せてすさまじい威力を放出できる【いわばビーム】という。原理はそれと同じ、という事だそうだ。