クラウド・ストライフ 22

早速二人は援護射撃を開始する。まだ森の陰に隠れているワイアット達は、忠勝たちからは見えないため、いきなり銃撃を受けた忠勝たちは思わず後ずさりをしてしまう。

 アルカード「何?銃撃!?」

 忠勝「むう。まさか、ここで銃撃とは。皆の者!一旦引け!」

一気に形成逆転に成功した。ワイアット達近代兵器使用組によって戦局は一気にひっくり返った。それもその筈、遠距離攻撃ができるのがこの中ではアルカードしかいないのだ。後は皆近距離攻撃タイプがずらりである。距離を離されて攻撃されるというのは非常につらい。

 

 アルク「もう!どこかわけのわからない所に来たと思えば銃弾飛んでくるしどうなってんのよ!」

 張遼「まことにござるな。…しかし、今は忠勝殿のいう通り、物陰に逃げましょう。」

事実、そうするしかない状況だ。魔法が使える敵二人まで攻撃を始めたため、ますます形勢が不利になってきた。一応、車道があるとは言えここは森の中。隠れる木は山ほどある。四人はひとまずこの木を利用して敵の猛攻を防ぐことを第一優先事項とした。