幕間 宿にて 1-2

 山本「その通り。あれは我々の仕業です。ちょっと、Dr.ロマンに手伝ってもらってね。簡単に言うと、君たち自身を触媒にして、英霊として何人か25世紀になんちゃってデミサーヴァントとして召喚させるという荒業をやったのさ。」

今なんかこの兄ちゃんしれーとすごいこと言わなかったか?とアタランテは心の中で突っ込みを入れる。ということは何だ?今自分がこうしてサーヴァントになったり、宝具をぶっぱなせるようになったのは、この人がやったというのか?

 アタランテ「いや、君それってすごいことではないのか?そんなこと理論的に可能なのか?」

 山本「それが、出来てしまうんだ。…まぁ、そのことについてはまた明日にしないか?もう夜遅いし。【一応、まだ時間はあるといえばあるか。とはいっても、待てるのはあと三日ぐらい。明日一日で話が終われそうだし】」

 一同、山本が疲労していることに気づき、次第に自分たちもたいそう疲れているといことに気づかされた。では、仕方ないので今日は大人しくみんな寝ることにしようという流れになっていく。

 辻谷「さて、確かにもうそろそろ寝る時間だな。もう十一時か…」

 ガッツ「そうだな。確かに、きつくなってきやがったな。大人しく、寝られることが出来ればいいがな。」

 潮「ま、ガッツの兄ちゃんならどこでも寝られそうだけどな。…まぁでもそんな格好じゃ寝にくそうな気もするけどな。」

ガッツは、まるで大きなお世話だと言わんばかりの鼻息を鳴らす。とは言え、自分も最近までは、この格好で不眠不休だったんだなとふと思いだした。

 ヴァレンタイン「さて、それならば、私は先に眠らせてもらおう。疲労がたまっては、酷いことになりかねん。はやく、元の時代に変えることが出来るまでは死んでならないからな。」

 アンデルセン「私もそういたしましょう。我らが父に仇名す異教徒どもを殲滅するために、疲労は大敵ですからね。」

 鬼太郎「僕も、今日はあんまり昼寝してないので、その分寝てきます。それでは、おやすみなさい。ふぁ~。」