英雄集結4

棍とは、棍棒のことである。簡単に言えば、殴打用の棒といっていいだろう。とはいっても、彼の打球棍という武器は、恐らく聞いたことが無いという人が多いだろう。例えば、ヌンチャクは両節棍、又は双節棍という名前でも呼ばれていることを知っている人もいらっしゃることでしょう。が、しかし【打球】とは何ぞやということである。では、実際に彼が披露するようなので見てみよう。恐らく、ぶっ飛び具合に驚かれるかもしれない。まず、郭嘉は右手に何かを浮かべはじめる。どうやら、美しい模様が描かれた球体である。見た目は、青色を基調としたのマーブル模様をしている。問題は、その球体を果たしてどこから取り出したのかということである。

 

 冴羽「え?お前さん、今一体それをどっから取り出した?」

 郭嘉「ん?昔学んだ仙術崩れ…というよりは魔術に近いのかな?」

何ということでしょう。彼はそれを術により取り出したのだ。勿論、史実の郭嘉はそのようなものは当然使えない。何故使えるようになったのかというと、昔学んだ術だけではなく、三国史の世界と日本の戦国の世が合わさりなった世界で学んだというのもあるらしい。何やらすごい話だ。

 

 冴羽「いや、俺もいろんな奴に会ったことあるけどよ、流石にものほんの術使いに会うことになるとは正直思わんかった。…で、その球体でどうすんの?」

 郭嘉「こうするのさ、この棍でね…」

そのまま郭嘉は球体を宙に放り投げ、棍をビリヤードのキューのように使ったではないか。飛んでいった球体は、そのまま何かにコツンと当たったようだ。するとどうだろうか、目の前の森から、何やら出てきたではないか。それは、結界の中にいた二人、犬夜叉と彼に敵対していた別の妖怪である。