英雄集結24
以蔵「おう、戻ったぞマスター。」
先ほどまで海の上にいたサーヴァントたちが、あっという間に、岸にいる藤丸達のところへ到達した。
藤丸「以蔵さん、今回もお疲れ様。土方さんも宗矩さんもすごかったです。」
土方「ま、今回もやるだけのことはやっただけさ。」
宗矩「左様。各々、自らの仕事を成し遂げたのみ。被害が広がらずに済み、拙者も感無量でござる。」
そのサーヴァント三人組、特に、宗矩に感嘆したものがいた。王ドラである。彼も、中国拳法を極めた達人ネコ型ロボットであるが、その彼でさえ、柳生宗矩の剣筋はすさまじいものであると感じ取ったのだ。
王ドラ「いやぁすごかったですよ。私も武道を追い求める者。あなたの剣筋、参考になります。」
宗矩「…ほう、そなたが、確か王ドラとかいったか?話は山本次官という者がダヴィンチに君のことを話していたそうだ。中々の武の練達者であるとのこと、聞き及んでおるぞ。」
キッド「へぇ、ほめられてるじゃねぇか。ま、確かに、武術でお前さんに勝てる奴はそうはいねぇだろうしな。しっかし、サーヴァントってのはすげぇもんだな。過去の偉人がいかにすごかったってのがよく分かるぜ。」
と、すっかり感心していた。ようやく、妖怪退治も終わり、やっと平和が訪れた。
少々、落ち着いたところで、お互いに自分たちが一体何者なのか、又、目的は何なのかということを話しあう。すると、何という偶然であろうか。お互いの目的が偶然にも全く同じだったのだ。
マシュ「驚きました。このような偶然があるとは驚きです。」
ハヤテ「いやぁ、驚くのは僕たちも一緒ですよ。それに、仲間は多い方がいいですし。」
元就「そうだね。本当に良かったよ。後は、山本君たちを探し出すだけなんだけど…しかし、彼は一体なぜそこまで狙われるんだろうね?本当に謎だ。」