久々の幕間 4

…が、そのことを話すのはまた後程。このことを話すと【この物語の重要な点】に触れるからである。…兎も角、今は単純に彼らのもとへ来訪したということでいいだろう。

 

さて、ランスロットは、どうやって挨拶をしようかと考えていた。ここは相手のことを考えてやはりノックして入るべきか、それともさりげなく入るべきか…などと考えていたら、モードレッドはそのまんまダイレクトに入って行ってしまった。彼は、彼女を制止しようとしたのだが、時すでに遅かったようだ。…仕方ない、ここはちょっとだけ待って様子見をしてみようと思い、しばらくまった。しかし、5分くらいたっても彼女は戻ってこない。

 ランスロット【まったく、彼女はああいうところがある…まったく失礼なことになっていないか覗いてみるか…】

 

と、ランスロットは心配になり、彼らの部屋をのぞいてみると。

 山本「へぇ~。そうなんだ。…で、モーさんはマスターとそんな旅をしてきたのかな?」

 モードレッド「いや、いろいろあったぜ。…そういえば、初めてマスターと会ったのはロンドンだったなぁ。いやーあん時は大変だったぜ。なんせ、あの魔術王と対面したときはすごかったぜ~。」

 

と話に花が咲いていた。いや、あの二人、結構フランクなのか?相手がサーヴァントであるはずなのに、気にせず初対面でも問題なしという態度。確かにあの二人はかなりの豪傑なのかもしれないと思ってしまった。

 モードレッド「おーい、ランスロットも入ってくればいいじゃねぇか。なかなかこのお二人さん面白いぜ。いやー話してみれば気さくじゃんか!」