強者相まみえる 2

その矢は、ジャンヌ達目掛け複数に分かれ雨あられのように降りかかる。

 エドモン「どうやら、聞いた話とは少々違うような?あの将軍、どうやらセイバーという話だった筈なのだが?弓を用いてきたな。」

 ジャンヌ「いえ、弓を用いることができる剣豪もいないことはないでしょう。特に、侍は弓も鍛錬の際に行うと聞きます。…それに、来ます!」

 

弓矢を避けたまさにその場所へ向かって一気に詰め寄ってきたのだ。神速の突き【快進之矛】で相手との間合いを一気に詰める。が、ここは忠勝が蜻蛉切りでいなしたおかげで無事であった。しかも、あれほどの攻撃を喰らったはずにも関わらず、忠勝は無傷である。

 

 義輝「ほう、私のいた世界にも君はいたが、こちらのそなたもやるようだ。」

 忠勝「いや、拙者も感心している所にござる。拙者のいた世界以外にもこのようなもののふがいたとは、感慨深きこと。」

 

二人とも、互いの武を認め合う。それにしても、二人で三人がかりの相手をいなしてしまうあたり、マダラの人選は中々といった所だ。

 

 マダラ「さて、まずは相手のデータ収集からさせてもらおう。次の役に立つ。さて、どうやら、もう一人来るということなら、その者のデータも収集しておこう。」