欺瞞 23

その実力たるや生半可なものではない、あれほどいたオートマタは全て魔弾によって打ち砕かれた。

 山本【驚いた、あの教授、恐らくキャスターだから何かしらのサポートタイプのサーバントと思いきや…】

彼の言う通り、完全にバリバリのサポートどころか、墓…というか棺ががビーム出したりマシンガンのように弾吹いたりするのである。しかも、この墓紐もついているのでそれをもって振り回すことで鈍器にもなるので更に驚いた。

 

 モリアーティー「あーやれやれ疲れた!あんな数サーヴァントの私でも倒すのは大変だ。…あーでもまだ何体かやばそうな殺戮兵器のこってるね。」

ここまで確かにかなりの敵をたおしたものの、まだキラーマシン三体と魔導アーマー一体が残っている。

 山本「…そうですね。まだ気を抜くのは早いと言わんばかり。…それに、もしかしたらあいつら先ほどの雷撃の巻沿いを喰らってないということは、魔術対策はばっちりという訳だな。」

その通り、機械系統の敵には電気攻撃もしくは水攻撃に弱い。それを対策されたとなったら山本もさすがに困った。が、ここで巴御前がとてつもないことを言い出す。

 巴御前「そういうことなら、私が力ずくで敵を打ち滅ぼしてくれましょう。握ってぶっ飛ばせばたぶんどこかに当たった衝撃で故障するはずです。」