世に仇し者 セフィロス 4
その肝心のクラウドは、炎の壁に阻まれ、何度目かはもうわからないが、再びセフィロスと一対一で対峙することになる。
クラウド「はぁ。さて、お前とこう一対一になるの、何度目だったか。」
セフィロス「さぁな。【俺】も、数えてないからな。勿論、こうするのはお前なら理解できるだろう?」
クラウド「なにか、聞かれたくないことがあるからだろう?もしくは、俺じゃないと話せないことがあるということか。」
セフィロス「ふっ。決まっている。両方だ、クラウド。…さて、この光景、あの時を思い出すなクラウド。」
クラウド「そうだな。…それで、こんな嫌がらせをしてどうするつもりだ?」
クラウドは、セフィロスに詰め寄る。その意気、いまからでも背中を真っ二つに斬らんとしている。が、セフィロスは鼻で笑って、気にもせずに話を続ける。
セフィロス「クラウド、お前も話に聞いているだろう。あの仙人から。この星だけでなく、我々が住んでいる世界だけでもなく、あらゆる世界がある男によって滅亡の危機にあるということを。」
セフィロスは話の本題に入る。彼から語られる言葉は、今回の事件の首謀者が何を企んでいるのか、根本的な内容が含まれる重要な内容だ。
セフィロス「俺は。奴を止める必要がある。そのために、力を貸してくれないか?」