世に仇し者 セフィロス 7

 クラウド「何!?どういうことだセフィロス!」

 セフィロス「ふっ、それはだな…」

セフィロスは、何かをクラウドに伝えようとしたが、何かがどこからともなくセフィロス目掛けて飛んできたのだ。それは、彼らを分断していた炎の壁を破り、クラウドを救出しようとして技を放ったアルカードの仕業だった。技の名前は【ダークインフェルノ】。球体状の地獄の炎を相手に向かって飛ばす技である。

 

が、セフィロスはすぐさまそれに気づき、どこからともなく取り出したある者でその炎を払い、消した。

 そのすぐ後にクラウドのもとへ助けに来た五人。その前に立ちふさがっていたのは、己の身の丈を超えるほどの長さを持つ、【政宗】という日本刀に似た刀を持つセフィロスであった。

 

 アルカード「どうやら、隙は作れたようだが、まさかダークインフェルノをかき消されるとは思っていなかった。」

 セフィロス「残念だ。【ファイアーウォール】を突破したまではよかったが、そこからが問題だったな。」

 

その威圧、その風貌。本当にこの世に存在している人間なのか?クラウドのもとへ駆けつけた5人は、セフィロスに圧倒されていた。

 忠勝「むぅ、この威容。並々ならぬ武者と見える。」

 アルク「私も今まで感じたことがない。…間違いなく彼は人間なんだけど、何あなた?とんでもない力を秘めているでしょ?クラウドと似てる部分と、もう一つの力はなんなの?」