片翼の天使 35

セフィロス「あの頃と比べれば強くなったというわけだな。流石は生けるサーヴァント。百の技を持つ傑物。そして、万能の剣士。ほかにもあるそうだが?」

 

威圧する緑色の眼光。それは、この場にいたすべての者に効く。片翼の天使は、山本相手だけではなく、すべてを俯瞰していた。が、それでも敵は自分だと時空省ナンバー3に立つ若者は彼の剣技についていく。

 山本「ああ、お前のおかげで強くなったさ。あの時は俺も全く歯が立たなかったがな。今でも、まだあんたと比べるとまだまだとはおもうがね!!」

 

確かに、あの時に比べれば彼は強くなった。筈なのだが、どういうわけだろうか、セフィロス自身もあれから間違いなく手ごわくなっている…のだろう。相手も、強くなっているということか。

 セフィロス【確かに、那由多の言っていた通りか?間違いということか。ただ、いまは自分の正体に気付いてはいないようだが…それはまだ先の話か。】

 

そうこうしているうちに、ヴァレンタイン大統領が何かしらの手段でセフィロスの足止めをしてくれているらしい。そういえば、彼はスタンド使いだったか?というわけで、さっそく例の眼鏡をかけてみよう。宇和島が作ってくれたスタンドが見える眼鏡だ。見えた方が連携も取りやすいだろうし。そういて、眼鏡をかけてセフィロスをみると、確かにそれはいた。巨大な2本の角がウサギの耳のように生えた頭部と全身にある縫い目状の模様をした人型の何かが。しかも、複数体。


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