冬木編 はじめはアインツベルン城17

山本「まぁ、確かに変わっているといえば変わっているかもね。自分は割と武闘派だと思うよ。とはいえ、一応勉強もできてからこそだけど。」

 蔵馬「流石にそうでしょうね…。やはり、学問ができなくて出世というのは。」

 イリヤ「困るわね。」

 クラウド「困るだろうな。」

 山本「…おっしゃる通りです。」

 

最近、余りに前線に出まくっているせいで自分でもそういった猪突猛進な所を直したい今日この頃。まぁ、学があるようなキャラには見えないだろうね。

 

 山本「たまには頭使う所見せないとな…。」

とつぶやく彼に対し、通信越しで聞いている司馬仲達。

 司馬懿「そうへこむ必要もないでしょう。士気にかかわりますぞ。…っと、そういえば、こちらからも言わねばならぬことがありましてな。今デスシティと連絡をつなぎますので…あちらはあちらで大変で。」

 

因みにこんな状況である。山本たちが借りていた宿は、敵のモンスターたちに囲まれ、かなり厳しい状況となっていた。この世界も、どうやら異世界と併合してしまったようで、現在はあちらこちらで魔物に襲われている地域があった中の一つである。そのような中で、一人のもののふが敵前に立ちはだかる。この街のトップ【死神様】から許可を得て、異界の魔物を狩っている最中であった。

 忠勝「敵はまさしく運かの如くでござるな。さて、こちらの世界の死神の少女よ、拙者についてこられるか。」

 

彼の言葉に対し、少女は目の前の敵に目を向ける。少女の名は【マカ・アルバーン】。死武専の生徒であり、この街に生まれた者である。成績優秀で真面目な性格。相棒は武器に変身することができる少年【ソウル・イーター】。粗削りな性格のわりと凸凹コンビだが、あらゆる死地を乗り越えている。

 マカ「大丈夫です。私たちなら乗り越えられる。ね、ソウル。」

 ソウル「ああ、こえてやるさ。…そちらの【弓もった女の子】も気合入ってるみたいだからな。」