決闘 足利義輝11

義輝「すばらしい!!素晴らしいぞ朋よ!!ならば、余もバサラ技で答えるしかないということであるな!!」

山本は、彼のその技の名前を聞いて確信した。間違いない。戦国時代を基にした世界は時空省で二種類ある。一つは無双世界。もう一つはバサラ世界。無双世界ではほぼ皆がよく知る歴史に近いが、バサラ世界は完全に戦国時代をモチーフにしているが、もはや異聞世界と化した世界だ。

 山本【来た。ということは、完全に相手を本気にさせてしまったということになる。ということは、こっちも最終奥義で応えるのみ!!】

山本は、二刀を接続し、長くする。これが、奥義の発動条件その一。魔力の確認と、武器認証、出力80パーセント開放、発動条件その二。

そうしている間に、義輝はバサラ技を繰り出す。義輝が笏を宙に投げると、無数の武器が宙から舞い降り、地には無数の、そして数多の種類の武器が突き刺さっている。それを地面から引き抜きつつ、瞬時に同時に使いこなす超人を越した業。あらゆる武器による技という技が襲ってくる。それを瞬時に見切りながら距離を取り、抜刀の構えを取る山本次官。これが第三段階。

 義輝「ははははは、素晴らしい!!素晴らしいぞ若者よ。が、これで終わりとなろう。我が愛する業物たちよ!あの者を試せ!これを打ち破る力があるか、見て参れ!!」

 

義輝の攻撃は、最終段階に入った。彼が所有する武器という武器が巨大な鳥のような形となり合体し、まるで鳳凰のように山本へ襲い掛かるではないか!?