2022-10-22から1日間の記事一覧

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 64

さて、この先に進む前に、この二人を紹介するとしよう。先ほど登場した二人、オベロンとアルトリアという二人の妖精についてである。 妖精…というと小人のようなものを想像しがちだが、どうやら人間以上の力を持つものので、神以下の能力を持つ存在の総称ら…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 63

マダラはそうしてセフィロスの戦いぶりを見ることになった。彼も又、セフィロスがどれほどの強さを持つか、そして【己に匹敵する者】かを見極めようとしているのだ。 そのセフィロスは、ギリシャ勢をせん滅したのち、もう既に次の目標を定め移動を開始してい…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 63

マダラはそうしてセフィロスの戦いぶりを見ることになった。彼も又、セフィロスがどれほどの強さを持つか、そして【己に匹敵する者】かを見極めようとしているのだ。 そのセフィロスは、ギリシャ勢をせん滅したのち、もう既に次の目標を定め移動を開始してい…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 62

さて、五人組がそうして水面下で動いているところ、カルデアでは、地獄が展開されていた。もう既に、その影響か、地下にある図書館にも地響きが伝わってきていた。 燃え盛る炎、響き渡る咆哮。もう既に多くのサーヴァントが二人の怪物に相手をしたが、悉く敗…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 61

気づいたときにはすでに遅し。手元には二枚なければならない筈の石板が一枚しかない。 ゲーニッツ「…というわけです皆様方。仕方がありません、カルデアとはこれで一旦おさらばする必要がありますね。…といいたいところですが、ここはもう一戦交えなければ出…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 60

マダラ「そういうことだ。お前の考えている通りだろう。が、もう手元に石板はある。というわけでじゃあな。もうお前らには要はない。…もうすぐ奴が来る頃合いだろう。死ぬがいい、お前たちに慈悲はない。」 そのままマダラはどこかへと消えていった。【神威…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 59

五人がかりでもマダラを捕らえることは出来ずにいた。無理もない、すべての攻撃がすり抜けるという特異すぎる能力をマダラは持っている。 マダラ【流石は■■■の万華鏡写輪眼の力だ。まぁ並行世界では■■■が俺の代わりに暗躍してもらったが…。今度は違う。さて…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 58

…これは駄目だ。理解した。このカルデア内にいる全ての者が悟った。こいつはいけない。絶対に生かしてはおけないと。 キャストリア「…だめだ。この生き物は地球にいちゃいけない。」 オベロン「ああ、そうだ。…みんな、こいつを倒さないと僕たちの未来は無い…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 57

ームズ「…ん?」 ゴルドルフ「…え?」 ダ・ヴィンチ「いまなんて行った?」 彼らだけではない。モニターやらカルデア内の放送やらで話を聞いていた全ての者【もちろん図書室の人たちも含む】がドン引きする内容がつらつらと出てくる出てくる。 アルトリア「…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 56

ゴルドルフ「いや、ここはやはりのむべきか?それとも断るべきか?…いや、ここはやはり。」 ?「そう、断った方が身のためだと思うよ所長?だってほら、彼女半分は本当のこと言ってるけど、半分は大嘘言ってるからね?」 ?「騙されないでください。その人、…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 55

いや、いくらなんでもそれでも要求飲めるとでもと思ったのはダヴィンチ。…が、しかし、一部はそうともいかないようで。 ゴルドルフ「あ、技術顧問。ちょっと耳かりていいかな?」 ダ・ヴィンチ「いや、まさか新所長。彼女の要求を呑もうなんて言うんじゃない…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 54

再び鋭くっ突っ込みを入れようとするゴルドルフ新所長。いや、先ほどまで皆倒れていた筈…だったのだが、おかしい。サーヴァント達は、確かにあの長刀に斬られたはずだったのに、いつの間にか傷がふさがっていること、それと同時に体力が戻っていることに気が…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 53

どうやら、番外でも戦闘が始まった最中、その上では敵方による一方的な交渉が始められるところだった。ジェノバは、にやりとした不気味な笑みを浮かべながら、ゆっくり話し始める。 ジェノバ「じゃあ私が何を望んでいるか話すと致しましょう。…簡潔に言うと…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 52

成程、この星は世界の危機のためならどんな手段をも使うというわけか。 ゲーニッツ。確か地球意思の眷属。攻撃方法は風を操るという物。 奪還屋。依頼を受けたら必ずいかなるものを奪い返すことができるというスペシャリスト。美堂蛮は邪眼を使い並々ならぬ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 51

マダラ【いや?どういうことだ?あり得ん。単独顕現か?確かに、奴は【世界の敵の敵】を滅ぼす存在。普段は女子高生、宮下藤花の無意識のうちに眠っているが、人類の敵が現れた時に現れる都市伝説存在。…ふっ、俺は今、確かに人類どころか、色んな世界の敵だ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 50

マダラ「いや、まて?あれは誰だ?カルデアのサーヴァントかあれは?まぁいい。よほどのことがない限り、この【写輪眼】の幻術からは抜けられん。」 青みのかかった黒いマントに筒の様な長い帽子を身に纏った少女が図書室の奥の方に立っていた。そのマントに…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 49

一応、要求を聞くという形で話が進むことになっている管制室。そんな一方、うちはマダラはそのころカルデアの司書【紫式部】が管理しているカルデア図書館へと来ていた。彼が今回、自らカルデアに忍び込んだ理由である。 マダラ「さて、レディ紫式部には寝て…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 48

しかし、ジェノバ事態は結果は満足していたようである。なんだかんだで目標を一つ達成したからだ。それは、カルデアにこちらを脅威としてみなすように仕向けるということ。それが、那由多銀河の望みであるからだ。 ジェノバ【さて、そろそろいいかしら?こち…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 47

ダヴィンチ【いや、それならまだ何とかなるかもしれない。絶望するのはまだ早い。】 気を取り戻したダヴィンチ。そうだ、確かにシオンの言う通り、彼はまだサーヴァントを戦闘不能にはしているものの、完全に消滅させてはいない。すなわち、ギリギリのところ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 46

ダヴィンチ【いけない。職員のみんなが完全に混乱している。ここは私がしっかりしないと。でも、正直私でもこの状況はどうしたら?】 この状況に、彼女も流石に混乱している。いや、混乱を避けられようがない。まず、この場所を特定されることが驚きだ。それ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 45

カルデアスタッフは、後々そのことを知ることになるのだが、それはもうカルデアの敵の中の敵としか言いようがないことを指し示すことである。要は絶望そのものだ。何せ、サーヴァントとは、この星の免疫細胞のようなもの。即ち、セフィロスはそれを破壊する…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 44

こちらも大詰めだ。かなりの間、ダヴィンチたちと話していたジェノバ。その話を聞いていたダヴィンチたちは彼女正体、あの謎の芋虫のようなスライム。そして、目的を改めて尋ねる。 ダヴィンチ「ふむ、あの謎のスライムは彼女の細胞の一部で、サーヴァント達…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 43

やりすぎかもしれないが、彼がもし敵に殺されるといったことが起きてしまったら、もう代理の人間はいない。即ち、人類滅亡である。もう、彼ら以外に、マスター資格がある人間はこの世にいないのだから。因みに、現在進行形でマスターの部屋に集まっているの…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 42

始皇帝「まぁしかし今日はいろんなことが起こる。マスターが分裂するは謎の侵入者が乱入するやら。」 藤丸「でもいいの始皇帝陛下?」 立香「私たちも前線で指揮しなくて?」 と、そこか心配そうな顔をする二人。そんな彼らに対し、寧ろ心配するのはこっちの…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 41

ロムルス。ローマ建国の父にして人類史において大きく名を残した人物。厳密には【ロムルス=クィリヌス】としてカルデアに在籍している。ローマの建国王ロムルスが神格化された神。半神半人として生まれながら、最高神の一角に至った存在。ローマではユピテ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 40

彼らの他にもイタリア・ギリシャ関係のサーヴァントがセフィロスと対峙する。ヘクトール、カイニス、カリギュラにカエサル。ヘラクレスにアタランテ、イアソンにロムルスといった名だたる英霊が、目の前の黒一色の剣士に立ちふさがる。 セフィロス【なるほど…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 39

そして、最後にマンドリカルド。叙事詩『狂えるオルランド』に登場するタタール人の王。ローランとの一騎打ちに敗れた亡き父王の後を継ぎ即位するが、敵討ちのため出奔し遍歴の騎士となる。冒険の最中「湖の乙女」から自分が英雄ヘクトールの血を引くことを…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 38

普通ならそうだろう。ギリシャ・ヨーロッパの英傑がそろっているのだ。まず、一人でこの面子に勝てる見込みはない。オリオンとアルテミスは名うての狩人として有名だ。一応、恋人同士なのだが、アルテミスの愛がとにかく重い。 ディオスクロイは、二人一組の…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 37

宴の準備は整った。これから始まるは地獄の宴。その名は蹂躙という名が付いた悲劇の始まりであった。 セフィロス「…さて、来たか。予定より早かったな。」 まず、セフィロスの所に到着したのはローマ帝国関係者、古代ギリシャ、中世ヨーロッパ、そして、海賊…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 36

このようにカルデア中が混乱している状況である。が、ダヴィンチから送られた映像をカルデア全職員全サーヴァントが目撃したことで、目標が一斉に定まることになる。 岡田以蔵「そうか、こやつが犯人っちゅうわけじゃな。」 坂本龍馬「どうやらそうらしい。…