第二部 予告兼オープニング 4  ある男の回想

セフィロス「話は終わりそうな段階か?それとも、まだ続きをされるつもりか?」

 マダラ「いや、もう話は終わりだセフィロス。すまんな。本来なら、もう話は終えている筈なのだが、老人の会話は長くなりやすいらしい。」

 銀河「そういうわけさ。というわけでセフィロスよ、お前に関しては作戦変更はない。…というのがさすがの私からしてもおかしいなとは思うが、やってくれるか?」

 

という銀河に対して、セフィロスは内心、お前がそのセリフを吐くとは驚きだと思ったものの、口には出さないようにする。そして、彼はいつものように不敵な笑みを浮かべ、ただ一言。ああ、問題ない。と答えるだけである。

 マダラ「本当にやるつもりかセフィロス?お前ひとりであの星の英霊を相手にするのだぞ!?」

というマダラに対し、寧ろ、セフィロスはこう言い放つ次第だ。

 

 セフィロス「戦争というものはそういうものだ。違うか?私も、英雄と呼ばれたきっかけとなった戦争で一人でどれほどの相手をしたと思っている?」

その言葉を聞いて、若き日のことをマダラは思い出す。そうだった。俺もかつてそうだった者の一人の筈だと。

 

 マダラ「そうか、お前は俺と同じ性質【たち】だったな。…一応、バックアップはしておく。存分にお前の力を発揮するのだな片翼の天使。では、陽動犯は予定通り時空省へわざと情報を流す。注意が向いているところ、銀河の力を借りてこちらの本当の目的情報を完全に遮断、そのままカルデアを地獄に落としてこい!!!」