第二部 予告兼オープニング 5  ある男の回想

そうして、片翼の天使セフィロスは、銀河の手によって恒河沙の部屋内部につくられた、開かれた時空の扉へ入り込む。すると、その扉というよりは空間に空いた穴はそのまま消え、残ったのは再び老人【銀河は見た目は20代くらいだが、年齢的には数億歳なので十分老人】だけだった。

 銀河「さてさて、残った我々老人は次の作戦に移ろうかね?」

と、冗談交じりに話す。さて、この後の話はどうなるのだろうかという話になる前に、少し別の物語を進めていこう。ある男の回想はここでいったん終了となる。ここから始まるは全ての始まり、場所は人理保証機関ノウム・カルデア。ここで始まる地獄から2部は幕を上げる。