再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 41

 ロムルス。ローマ建国の父にして人類史において大きく名を残した人物。厳密には【ロムルス=クィリヌス】としてカルデアに在籍している。ローマの建国王ロムルスが神格化された神。半神半人として生まれながら、最高神の一角に至った存在。ローマではユピテル(=ゼウス)やマルス(=アレス)と並ぶ三主神の一角とされた。

「旧き支配者」としての神でなく、「未来を拓く新たな神」、ヒトが神に至ったという「人類神話」の象徴存在である。現界にあたっては特に「文明の発展と拡大」という人類史におけるローマ文明の荒々しき事象を象徴するに至った。カルデアが誇る最強戦力の一人である。

 

 ロムルス「うむ、ユピテル、いやゼウスの子らよ。そして、人類史に名を残し英傑たちよ。行こう、目の前の難敵を打倒さんがために!」

 カエサル「行きましょう神祖殿!皆々、ゆくぞ!!」

時の声を上げるサーヴァント達【あと、結局仕切られてしまって何とも言えない気持ちになったマンドリカルド君】は漆黒の剣士に立ち向かう。この戦い、結果はすぐにつくことになる。

 

そのころ、カルデアのマスターのマイルームでも大きな動きがあった。とにかく、護衛のサーヴァントが増えたのだ。取り仕切るのは始皇帝。そして、彼をはじめとしてワールドワイドなサーヴァント達が彼らの部屋周辺を見回りしていた。