冬木編 はじめはアインツベルン城9
そういわれたらもうそうですーとしか言いようがないのは事実だ。まあ並行世界中の人のたまり場と化しつつあるからね地球政府時空省。特に日本支部。
?「そのびっくり人間というのは僕も含まれているのかな?僕は泥から生まれてきた存在だからカウントに入れていいのかわからないけど?」
山本は驚いた。アルフォンスの後ろから現れたその人物は偽のカルデアから脱出した三人目のサーヴァント【エルキドゥ】だということがすぐにわかったからだ。
エルキドゥ「おっと、僕の正体を君の超能力で見ちゃったわけだね。そう、僕の名はエルキドゥ。君にはせつめい不要みたいだね。」
エルキドゥ。緑色の髪をした人間離れした中世的な美しい風貌をした彼、もしくは彼女とも言える者はそう答える。かのギルガメッシュ叙事詩に登場する神々が作り出した意思を持つ兵器。もともとは、神の命に背いた半人半神の王【ギルガメッシュ】を諫めるための存在。数日において戦いを繰り広げたのち、両者は親友となったという。
山本「驚いたな…本家カルデアは彼もいるなんて。いや、でも確かあなたは神々の怒りにふれて…いや、それでも彼を召喚できるのがあの組織のすごいところというわけか。」