再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 64

さて、この先に進む前に、この二人を紹介するとしよう。先ほど登場した二人、オベロンとアルトリアという二人の妖精についてである。

妖精…というと小人のようなものを想像しがちだが、どうやら人間以上の力を持つものので、神以下の能力を持つ存在の総称らしい【もともとは、ラテン語のfata,即ち運命という意味から】。確かに、オベロンは身長174センチの青年の姿をしているし、アルトリアも154センチの16歳の少女の姿をしている。

この二人は、カルデアが6番目に攻略した異聞帯で出会ったコンビだ。オベロンは、我々人類史において妖精の王として伝えられる存在だ。その姿は、ファンタジーやメルヘンに登場するような光の王子様。青年というには可愛すぎるし、子供というには凛々しい顔立ちをしている。頭が切れるので、カルデアの頭脳担当の一人。

もう一人は、アルトリア・キャスターという金髪翠眼の小柄でかわいらしい少女。妖精國ブリテンをすくための旅をカルデアマスターと共に繰り広げ、真の黒幕【ヴォーティガーン】を打倒した。年齢は16歳ほどの【楽園の妖精】と呼ばれる存在。カルデアのマスターとは仲が非常によく、彼とマシュ、そしてオベロンと一緒にいる姿を目撃されている。