異世界侵攻録 13
?「戻ってきたら何だこの馬鹿騒ぎは!あのもやし、なにかやらかしたんじゃないだろうな?」
??「まぁまぁ、そう言わない言わない。」
???「そうよ、まだ何が起こったのか全く分からないし、ここは一反落ち着くさ。」
そう会話するのは、黒の協会所属のエクソシスト、【神田ユウ】【リナリー・リー】【ラビ】は一体何が起こったのか理解できていなかった。ただ、分かるのは協会にぽっかりと空いた巨大な穴だ。
神田「ああ、落ち着いているさ。しかし、どうなっている!どんな攻撃を仕掛ければあんな大穴ができるというんだ?」
ラビ「ん~、何か巨大な砲弾ぶち込めばできそうなきがするんさ。」
リナリー「でも、そんなものってこの世に存在するのかしら?」
神田「さあな。情報が入ってきていない今はまだ判断するわけにはいかないだろう。」
そんな会話をしているさなか、教会からは多くのけが人が運び出されている。リナリーの兄であるコムイ室長は無事であることは現在のところ分かっているが、全体の被害はまだまだ分からない状態だった。どうやら、多数の死傷者が出ているらしい。この状態が
しばらく続くようでは、AKUMAから狙われた時に防ぎようがなくなってしまう。
リナリー「とにかく、今は敵の更なる襲撃に備える必要があるわね。警戒は忘れないようにしないと。」
だが、敵の気配が一切ないのだ。一体何があったというのか。この異様な空気はどこから来るのか。ただ言えることは、この事件を引き起こしたのが一人の男であることは未だに分からない状況であった。
その頃、教会の中では先ほどの4人が言いあいに疲れて茫然としていた。
エド「ああ、どうしてこうなってしまったのか。」
銀時「そうだな。敵に逃げられたら何も文句は言えねぇな。」
珍妙な空気が流れる。ここだけあたかも時が止まっているようだった。