5章 プロローグ 7

マダラは引き続き彼らの動向を追うことにした。もし、彼らが我々の儀式を邪魔するような真似をした場合、排除しなくてはならないからだ。

 マダラ「しかしながら、彼奴らは一体何者なのか?遥か宇宙に高度な文明があると話には聞いていたが、果たしてそれは事実ということなのか。あの結界を解くほどの技術をもった魔術師…では無いかもしれんが、ともかく監視を続けるとしよう。」

マダラはそのまま相手を先回りするため、洞窟内を移動し始めた。

 ?「その監視する相手とは一体誰のことか教えてもらえないだろうか?」

迂闊であった。マダラは後ろを振り返ると、先ほどの黒いローブを着た男が何かをのど元に突きつけているではないか?

 マダラ「いつの間に。貴様、いつから俺の存在に気づいていた?」

 ?「先ほどからだが?隠れているつもりだったかもしれんが、フォースの前では意味がない。この【カイロ・レン】の前ではな。変な動きをしてみろ。この【ライトセーバー】の錆になりたくなければな。」

間違いない。この男は、フォースと口から言った。すなわち、彼はフォースという今では使うものがいないエネルギーを使うことが出来る者だ。恐らく、この男が手に持っている光線剣【ライトセーバー】の色から、フォースの暗黒面という力を主に使うのだろう。あの女の話したことなら恐らくは間違い無い。だとすると厄介である。彼のいった通り、相手の癪に障る言動や行動をとれば、間違いなく戦闘になってしまう。そうなることはぜひとも避けたい。

 マダラ「…仕方あるまい、大人しくするとしよう。今は大事な儀式中だ。変に騒いで失敗しては困るからな。」

 レン「それでいい。どうやら、お前の思考を軽く読み取ってみたが、あくまで偵察をしていただけのようだったな。案ずるな。お前たちのしようとしていることは俺にとっても興味深い。さて、単刀直入に言うが、その祭壇とやらに連れていってもらえはしないだろうか?