冬木 人理保証機関カルデア 3
アンデルセン神父「おやおや、どうやらお着きになったようですね。」
式「どうやらそうみたいだ。待ってたぜ、銀時さん。あんたで最後だから、これであんたも話ができるんじゃないか?」
元就「そうだね、これで、メンツは必要最低限そろったって感じになるのかな。それにしても、増えに増えたりこの事件の関係者。」
アレン「そうですね、まさか、銀時さんもこの事件の関係者だったなんて、ちょっと驚きです。」
驚くのは山本もだ。一体いつの間にこんなにメンバーが増えたのか?それに、どうやら今まであったことの無い面々もいる。一人は、今回の事件に妖怪が暗躍しているしているということで【結界師】と【ぬらりひょん】の一族。歴史がらみということもあって、数多の時代で活躍した英霊たちや無双の英傑。そして、一見すると一般人のような人も紛れているようだが、彼らも各時代、各世界で異変を感じ取った者たちなのだ。
山本「いや、どれだけ敵はこちらに喧嘩を売っているんだ。結界師の墨村家やぬらりひょんのじいちゃんとその孫のリクオ君。そして、真田の兄弟に辻谷君の友達の南光太郎さんまで。…事態はそれほどということでいいのかな。」
リクオ「いえいえ、僕たちはみんなの名代なんです。」
真田信之「ええ、私と幸村は父上の代わりに、そして、吉守君と時音さんの二人は妖怪退治の専門家の代表ということでこのカルデアまで来たのです。勿論、彼らも名代です。」
ぬらりひょん「なんの、わしは平行世界とやらの自分が何かしら悪巧みを考えているということを聞いてやってきたのだ。事態は急を要するらしいからの。」
ざっとこの場には30人以上はいるだろう。さて、これだけいれば確かに何とかなりそうではある。ただ、正直メンツが多すぎやしないかという不安も同時に山本の中にはあった。
山本「そうですか…。これで、敵の目的はやはり【戦争】ということは理解できた。…おっと、そういえば。銀時さん、アレン君とはお知り合いで?」
銀時「ん?ああ、昔俺もいろいろあってな、この少年にあったことがあったわけよ。とは言っても、そこまで縁が深いわけでもないんだがな。」
どうやら、面識はあるようなことを示唆していたが、そこまで深いものでもないらしい。