泥田坊 3-1

-て、喫茶店の外にでた犬夜叉たち。その姿を、その男はしっかりと見ていた。その彼の横に、空間を捻じ曲げながら、仮面を被ったうちはマダラがその男の横に現れる。

 男「さて、無事彼らがあそこに向かってくれればよいのだな朋よ。私はそこで彼らを向かいうてばよいのか。」

 マダラ「そこのところは任せておくとしよう剣豪将軍。そこであとはお前の考える通りにやればよい。その腕を振るうもよし、相手の力量を見るのもよい。」

 剣豪将軍と呼ばれたその男は、何かを楽しみにしている少年のような笑顔を見せ、マダラに友人と会話するように楽しそうな声で語りかける。

 

 男「そうだな。いきなり戦うのもよいが、相手の力を見るというのもまた楽しかろう。はは、技をいくつか真似するのも楽しみかもしれんな。」

まったく、能天気な奴だ。まぁ、この世界とは少し歴史の違う平行世界の同一人物を召喚したのはいいが、ここまである種の大物とは。史実通りに早世せず、そのまま長生きしていたらこのような者になるのか。しかも、最優のサーヴァントクラス【セイバー】として召喚されたためか、彼の場合ある種の余裕が生まれてしまっているのだ。それは、おのれ自身の絶対的な強さからなのだろうが。

 

 マダラ「まぁお前が楽しそうならそれでもよかろう。さて、俺はもう一人の方に用がある。それまでに、敵が現れる地点まで移動してくれ。」

 男「そうするとしようか朋よ。もう一人の英霊にもよろしくと伝えておいてくれ。では、余は先にいかせてもらおう。」

そうして、その男は霊体化したようだ。

 

 マダラ「では、俺も【架空】の英霊に会いに行くか。又何か企んでいるはずだろうからな。」

して、マダラもまたこの場から時空間移動をしてこの場を去るのであった。