泥田坊 10

 ロマン「そうさせてもらうよ。…何としてでもやつらを止めて見せるよ。さて、そろそろ彼らが私。いや、僕の顔を見に焼てくる頃合いだね。」

そして、彼のDr.ロマンとしての一日が始まる。彼の前には、いつもの通り笑顔を見せる一人の少女が現れる。

 

 マシュ「あ、おはようございますDr.。今日も一日、よろしくお願いします。」

 ロマン「ああ、今日もよろしく。早速だけど、これを頼んでもらいたいんだけどいいかな?」

 

ここまでの話を聞いて、一旦皆休憩に入る。ここで出そろったのは、妖怪泥田坊とここカルデア、そしてロマンの姿を借りた謎の男だ。

 ガッツ「ほ~ん。成程。そのサーヴァントとやらがキーマンってこったな。」

 ダ・ヴィンチ「そういうこと。その老人のサーヴァントが我らに力を貸してあげてくれているのさ。しかし、架空の英雄の中でも彼が召喚されたということは、大体敵が何者なのか想像できるんだよね~ってくらいの人なんだ。」

 辻谷「誰それむっちゃ気になる。架空の英霊でそれ程有名な人で、マスターと呼び慕う人がいる老人のサーヴァント。…あ、もしかして、そ人って光る剣持ってこない?ほら、モッさんが持ってるみたいなやつ。」

 

ダ・ヴィンチちゃんはにやりとした顔を見せた。どうやら、辻谷の頭の中に浮かんだ人物は正解であることが確定したようだ。といっても、気付いたのはこの中では彼が最初だったようではあるが。それ以外の者は頭にすらイメージにわかないようだ。

 ダ・ヴィンチちゃん「どうやら、この時点で気づいたのは一人だけか。…ま、そっちの方が面白いんだけどね。さて、ここまでは謎のサーヴァントがロマンのふりをしていたのか。というところまで話が進んだわけだね。この段階では、まだ一同バラバラな感じだけど、彼らがここに来てから話は急展開だ。では、話を戻すとしようか。」