久々の幕間 1

長話も大分進んだが、気づけば相当な時間になっていたようだ。外はもう夜のとばりが降りてしまっている。どうやら、まだ吹雪いているようで、時折激しい風雪の音が鳴り響いている。続きはまた明日にしようという話になり、各自、カルデアの空いている部屋を借りて休息をとることにした。

 

 辻谷「いや、ほんとモッさんひどい目にあったねぇ。もうここまでで十分な内容だよ…。」

 山本「そうだね…。いや、全部引っかかった自分が悪いような気がするんだけどね…。いや、とやかくそやかく疲れたよ。」

二人は、カルデア内の空き部屋を借りて、一晩過ごすことになった。ほかの面々もそうらしい。

 山本「さて、今日一晩過ごしたら、さらなる追加メンバーと合流することになるんだ。そこから冬木に行くメンツとデスシティに行くメンツで分けようかなぁと思うんだけど、メンバーリスト見る?よかったら意見が聞きたいんだ。」

 辻谷は、どんな人がリストに載っているのかをまじまじと眺めて感じた感想が、ああこれ本気だわ~と心の中で率直に感じた。どうやら、相手がかなりの強敵だと山本は認めたようだ。

 辻谷「なるほど、本気だね。じゃあ、おいはこげんして分けたがよかろうと思うけんど?どうかな?」

 

 と、二人きりの会議が始まる。二人が話し始めてからおそらく15分経過したであろうか。そんな彼らのところを誰かが訪れるようである。