逃亡劇、そして復活 13

 鬼太郎「父さん今のは一体?」

 目玉の親父「うむぅ、何かしらあったようじゃの。むむ、何やら森の中から煙が出ているようじゃな?」

 

その光景は、彼らの様子を追っているカルデアと、時空省のモニターからもはっきりわかるほどであった。

 ロマニ「ああ、こちらからもはっきり確認できた。時空省のほうはどうかな?」

 宇和島「ええ、はっきり理解できます。どうやら、何かしらの魔力が一気に爆発したようです。…ということは、あそこに山本次官がいるはずです!…それ以外にも、多くの反応がありますね。…しかも、かなり多いです!人間やら妖怪やらモンスターやらなんかもういろいろですね。」

 

その話を聞いたカルデア側も混乱していた。確かに、明らかに人数が増えすぎになっているからだ。

 ロマニ「いやいや、何だかすさまじいことになっているねこれ?もうほんとにどうしたらいいのか僕にはわからないよホント。」

 マシュ「そうですね。このままだと、戦闘になる可能性もありますし、その時は覚悟しておく必要がありそうです。」

確かに、もし戦闘になった場合、サーヴァントがこれだけいても足りない可能性がある。しかも、レイシフトして戦闘できるサーヴァントは最大6人までが限界だ。理由は、あまりサーヴァントを増やしすぎた場合、マスターである藤丸に相当な負荷がかかり、とても戦闘どころではないからだ。最悪、文字通り死にかねない状況となる。が、ここで時空省が救いの手を出してくれるようだ。