逃亡劇、そして復活 65

さて、それでもやはり信用は出来ないというしかない山本である。本当に敵勢が撤退しているというのか非常に疑わしいからだ。と、ここで時空省から連絡が突然入る。

 宇和島「山本さん。聞こえますか?今からちょっと伝えたい情報が…って、ええ!なんで敵の大将がいるんですか!まさか、敵が少なくなっているのは今からド派手にやらかす前触れ?」

 ホームズ「いや、それはないと思うよ、ミス宇和島。どうやら、敵のバイタルはとても敵対しているとはいいがたい数値を出している。何か提案事をしているように見えるが、違うかな?…と、いくら敵とは言っても名乗らないのは失礼だろう。初めまして。私はカルデア直属のサーヴァント【シャーロック・ホームズ】。あなたの名前は宇賀がっている。ミスターうちはマダラ。」

 マダラ「ほう。かの名探偵に会えるとは。俺のところにも、あなたのような頭脳が欲しいと思うことがある。あえて光栄だ。」

マダラの雰囲気が、思っていたよりも穏やかだったので、間違いなく、今は敵対したくないのだろう。ということはすぐに分かった。

 山本「ホームズさん!いや、通信が繋がって助かった。…と、あなたの話を聞く限り、どうやら本当に敵は撤退を開始したということで間違いない…のか?」