全ての始まり7

 山本「13時13分…嫌な数字だな。まさに、前の大戦の再現のような。」

彼の言う通り、前回の時空大戦のときも。13時13分に開戦したからだ。そういったこともあり、まさかとは思うが、死んだと思われていた【あの男】が生きているということか、もしくは模倣犯か。と、憶測で物を判断するのは良くない。只、今は我が親友且つ時空省の貴重な戦力を救出するために、やるべきことをせねばならない。ということで、ここはひとまず士気を上げることが必要である。

 

 山本「いや、仮にそうだとしても、辻谷君たちを助けられればまだ何とかなる。…が、しかし、そのためにはみんなの協力が必要だ。といっても、いきなり敵陣に突っ込んでしまってもどうにもならない。という訳でだ、まだ敵陣に着くまで多少時間がかかる。それまで、食事しながら決めよう。」

 王ドラ「食事ですか?ええ、一応リアルタイムで言うところの1時間半ぐらいありますね。」

 冴羽「飯?…そういえば、しばらく何も食べちゃないな。」

 とら「ま、そうだな。こんな時に飯ってのはどうかと思ったが、力が出なけりゃまたこの先でどうかなり兼ねんな。…食べるか。」 

 元就「そうだね。食糧、食事は戦にとって一番大事だし、それに、食事しながら何か話し合うといい知恵が浮かびやすくなるのは確かだ。まだ時間もあるしいいだろう…で、食事の準備はどうするんだい?」