欺瞞 6

 セフィロス「そうか、…ならば、私が言うことは無い。お前はお前なりに考えているということで十分だ。」

セフィロスは、そのまま暗がりの通路へ移動し、そのままどこかへ行こうとした。

 山本「まて!セフィロス!!」

山本は彼の後を追いかけようとしたが、突如、無数の鳥の黒い羽根が山本を取り巻き、それらを撥ね退けた時には既にその姿を消していた。

 セフィロス「この先で待っているぞ。それまでに、仲間を見つけ出すことだな。」

という声がどこからか聞こえるだけであった。…仕方がない。このまま先に進むしかなさそうだ。…と、セフィロスが進んでいった通路に入ろうとしたとき、何やらメモのようなものが通路の真ん中に落ちていた。

 山本「ん?」

どうやら、そのメモには「48」という数字が書いてあり、更に裏を見ると「ススムハ零ト壱ナリ」と書いてあった。

 はじめは何のことかよくわからなかったので、少し先に進んだところでそのメモの意味が分かった。通路が途中で分岐されており、床に零という字と壱という数字が書いてあるのだ。

 山本「…なるほど、よく考えた迷路だと。…48と零と壱。さて、素因数分解素因数分解。」

さて、皆さんは山本次官のように答えにたどり着いたであろうか。ヒントは、コンピューターにも使われている数字である。