欺瞞 14

 モリアーティ「おや、これは一体なんだろうネ?見たところ石板のようだが。…それとこのメモに何か書いてある。ふむ…どれどれ?」

モリアーティは、メモに数字が書いてあることに気づく。それには、大きく3と書かれており、したのほうに【2020】を10を基礎とする数字に戻せと書かれてある。

 モリアーティ「ふむ。成程ね。あ、もう答え分かっちゃったけどいいのかなこれ?数学教授にこんな簡単な問題出すのは如何なものか?…まぁいいか。これは三進数を10進数で表すというだね。まぁ解放はこうだ。

と、モリアーティは計算を紙に書き始める。以下、計算式である。

  2  0  2  0

=27×2 +9×0 + 3×2 + 1×0

 巴「ふむふむ、これは一体どういった計算方法なのでしょうか。」

 モリアーティ「お、興味あるかね?じゃあ説明しよう。普段、我々は10進数という考えで計算したり、物を数えたりしている。簡単に言えば、10、100、1000と暗いが変わる考え方だ。では、3進数とはどういう考え方か分かるかねミス・巴君」

 

どうやら、急に数学講座が始まったようだ。実際に、モリアーティ教授は数学教授なのでこれくらいお茶の子さいさいだろう。