欺瞞30

強大な力を持つこの空間。モリアーティーが言う様に調査するだけでも地獄だが、ここは中に入るしかない。

 モリアーティ「そういった話を聞くとこの空間本当に大丈夫かねとか思ったりするけど。」

 巴御前「ええ、ですがあの空間を攻略すれば皆さまをお救い出来るという事でもあるのでしょう?しかも、敵の本拠地もこの空間の中という事。すなわち、ろーるぷれいんぐげーむで言う所のらすとだんじょん。避けては通れないはずです。」

 山本「そうですね。巴さんのいうとおりラストダンジョンなら、恐らく黒幕はこの中にいるはずでしょう。もしかしたら、かのうちはマダラもその黒幕の手下に過ぎないのかもしれません。どちらにしろ、この中を探索する必要がありそうです。」

 

一同、覚悟を決め、この地獄ともいえる空間に潜入するため気持ちを整える。そんな彼らに朗報がもたらされる

ベン「君の言う通りだ。この空間を捜索するしかない。しかし、安心しなさい、もし何かしらの精神異常をきたすような仕掛けがあろうとも私がいる限り安心して欲しい。…それに君たちには後に強力な助っ人が来るだろう。…さて、端末の番号を彼は知っているらしいからそろそろ連絡が付くはずだ。」

 

彼の言う通り、山本の端末に連絡が入ってきた。その人物は、山本が間違いなく以前出逢ったものである。