クラウド・ストライフ 9

ケニーは、クラウドの抵抗もあるが、ビリーもどうやら援護射撃をしてくれたようで、旦相手と距離をとるようだ。が、あくまで一時的なものだ。

 ケニー「くお!仕方がねぇ、ここは一旦下がるぜ。」

再びケニーは霧の中に隠れる。クラウドたちは、再び相手が見えない状況となり、次の襲撃に備えるしかなくなった。

 クラウド「参ったな。これじゃあ動こうにも動けない。まして、あんな兵器相手では厳しいな…何か策があればいいけれど。」

 

クラウドは考える。相手は遠距離から狙ってくるうえ、ケニーという男は近接攻撃まで持ってくることが出来るとまで来た。しかも、相手はこちらの居場所に気づいてしまったため、この場から移動するしかなくなったわけだ。が、果たして引っかかるかどうか分からないが、一ついい方法を考えた。という訳で、クラウドはビリーに作戦を伝えるべく彼を呼ぶ。

 

 クラウド「おーい、ビリーいるか?」

 ビリー「ここにいるよ。…っと、どうしたクラウド?」

ビリーもどうやら相手に見つからないように高いところに隠れていたようで、どこか高いところから降りてきた。

 クラウド「ちょっと耳を貸してほしい。いや、相手が本当に引っかかるかどうかは怪しいんだけどちょっと試してみたいことがあるんだ。」