4章 エピローグ 追 

さて、未来で謎の老人がほくそ笑んでいるところ、ここで追のエピローグである。そもそも、何故檜佐木修兵がこのような策に引っかかったのかいわれてみるとかなりの謎である。…これは、彼が下界、要は我々の住んでいる世界で己の身分を隠して買い物をしている時のこと。

 

 檜佐木「さて、こんなもんでいいかね。この辺の地方だとこの冬木が一番大きい都市だからな。冬木って都市は結構外国から来た人が多いから、他の都市とははちょっと違った雰囲気だな。」

 

などなど言いながら、ソウルソサエイエティへと帰ろうとしていた時の話。ふと首筋に痛みが走った。

 檜佐木「いてっ、なんだ?イラガにでも刺されたか?…っていってもこんな町の中に毛虫なんざぁいねぇか。さて、気にせず戻るか…」

 

と人目に隠れて姿を消してそのまま帰っていった。

 ?「さてさて、これでいいのかしら陳宮殿?たまたまこの冬木に来てた彼を私がコントロールすればいいというわけね?ふふ。」

 

さてさてどうしたことか、彼を操っていた謎の物体は、洪水と共にどこかへ流されていき、無事本体の■■■の所へと帰っていきましたとさ。…要するに、彼も立派な被害者だったということでした。