片翼の天使33
セフィロス【ほう、又増えたか。無駄なあがきだというのに。】
セフィロスが相手をしているというのが、ランスロット、パーシヴァル、モードレッド、そしてガレスだ。その4人を相手してまだ涼しげな顔をしている
漆黒の天使に駆け付けた二人は唖然とする。
シグルド【そんな馬鹿な。これはいったいどういうことだ!?】
それもそうだろう。恐らく、アーサー王の配下である円卓の騎士はカルデアにとっても最高戦力の一つだろう。が、そんな彼らを相手しても互角以上の戦いをしてるのだ。
ランスロット「どういうことだ。あの男、どうなっている?」
モードレッド「わかんねぇよ。とにかくこの野郎人間じゃねぇことは間違いねぇ!剣を振り回しながら無詠唱で魔術使ってくるとかもうどうなってんだか?その辺のセイバーよりセイバーしてるし、キャスターより魔術も一級品だ。」
それがわかるシーンがあった。セフィロスが刀で四人を薙ぎ払い、吹き飛ばしたのちに瞬時にあたり一面を雷撃が覆いつくしたのだ。円卓の四人はそれをもろに直撃、しばらく動けない様子だった。
ガレス「がっ…。そんな馬鹿な。いいえ、こんなことがあるはずがありません。相手は背中から羽が生えているとはいえあくまで人間のはずです。…もしかしたら妖精騎士の皆さんみたいに人型の妖精だったりボイジャー君みたいに元々機械だったりするのかもしれませんが…」
というガレスに対し、セフィロスは余裕、泰然とした構えでこう返す。