決戦 アインツベルン城 14

?「そうはいかないねぇ。」

 ?「俺たちたちから、逃れられるか?」

 ?「そりゃあむりだろうさ。サーヴァント、死武専、そしてシティーハンターの俺だ。」

 

それもそう。会話の主は上から【ウィリアムテル】【デス・ザ・キッド】そして、【冴羽獠】の三人だ。

 ウィリアムテルは、スイスの英雄で、悪徳領主から自分の息子を救うために、リンゴを弓矢で打ち抜いたことで有名だ。この彼は、サーヴァント、すなわち【英霊】である。

 デス・ザ・キッドは、デスシティー内にある【死武専】の生徒で死神様の息子。銃に変身できる【トンプソン姉妹】を用いて戦う。正し、シンメトリーにとんでもない執着がありすぎてアシンメトリーな状況に逢うと気分が悪くなったり気が変になる残念なイケメン。そして、後はこの話にもう既に登場したわれらがシティーハンター。…どうやら、この三人で山本が起きるまでこの城の警備をしていたらしい。ある意味でセ〇ム並みに固いかもしれない。

 

 ケニー「無理じゃねぇかよ!助っ人でも現れない限り突破できそうもねぇ!」

と、このようなことになっているアインツベルン城最上階である。外と内で、攻防戦が行われている最中、敵方にはある動揺が広がっていた。うちはマダラのことである。どうやら、冬木事変で彼に関してある疑いがかけられているのだ。どうやら、彼のふりをしている人物がいるというのである。