決闘 足利義輝 7

ヴォーティガーン【さてさて。お、やってるやってるー。さて、これで連中は彼らに注目が集まっているわけだけど、これでいいはずだ。あとは、昼間やり残してきたことをやるだけだ。さて、マーリンの野郎はうまくやってるかな?」

彼は、己の目的を達成するために動いていたが、ここでまた一つ達成することができそうであった。そのまま彼はそれを成就させるため、その者の所へ近づく。

 

 ゾフィス「おや?ヴォーティガーン殿どうなさったのですか?今あなたはヴィラン連合とかやらの所へ行っていた筈ですが?」

 ヴォーティガーン「ああ、話はつけてきたから問題はないさ。それより、いますごいことが起こってるって聞いたからこっち来たけど。って、なんだこれ?凄いな。あの次官、本当に化け物だね。隔絶異界魔境の時もそうだったけど、もう人間やめてるよね?」

 ゾフィス「ええ、恐らく、我ら魔界の者でもいないのではないでしょうか?あれに匹敵する者は。」

 ヴォーティガーン「そうなんだ。いや、ま、そうでしょ。ほら、言ってたよね銀河さんも。かつては同じ世界にいた世界の住人だって。ま、世界事剪定されちゃったから、生き残りは彼だけらしいけど。大変だね、あれだけ重いもの背負って反吐が出るほど大変な思いしてさ。」

 ゾフィス「それもここで終わりでしょう。あの人間、ここで終わるのですから。さ、私たちは私たちのやることをしましょう。それに、昼間の件もありますし、後で労いましょう。