再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 25

原典では謀略や奸計に加担したことのない清廉潔白な人物として描かれることが多く、Fateの彼女も真面目で礼儀正しく人懐っこい性格となっている。一方で戦いに対してはかなり積極的で、実力も円卓の騎士にふさわしい強さを窺わせる。円卓の騎士には皆礼儀正しく接し、自分を初めて騎士として取り立ててくれたランスロットをとても慕っている。

 

 ランスロットや兄のガウェインからもとても愛されており、王妃ギネヴィアの処遇を巡る争いで誤って彼女を手にかけてしまったランスロットは一生ものの後悔を背負い、ガウェインにとってもランスロット不倶戴天認定の最後のトリガーとなった。

 

そんな彼女だが華奢にも見えうる可憐な容姿に反し、ライオネス嬢をめぐり数々の武功を立て、昼のガウェインに対し2時間も打ち合える程の卓越した槍術を振るう武闘派。円卓でも一目置かれる有望株だったが、夭逝したためかステータスでは円卓の上位層よりも劣る。
馬上槍(ランス)はマーリンの魔術によって多重に強化が施され、ある種の魔術礼装となっている。

 

そんな彼女の宝具はイーラ・ルプス。馬上槍の技の冴えが宝具として昇華されたもの。怒濤の連続攻撃を叩き込んだ後、必殺の一撃を以て敵を貫く。
過去、親友レディ・ライオネスを守るために戦った際には、ブラモー・ド・ゲイネス卿、ガリホディン卿、ガリハッド卿(ギャラハッドではない)、ディナダン卿、ラ・コート・マル・タイユ卿、サグラモアー・ル・デジラス卿、ドディナス・ル・ソヴァージュ卿、アイルランドのアグウィッサンス王、スコットランドのキャラドス王、ゴール国のユーリエンス王、バグデマグス王といった名だたる騎士をなんと槍一本で倒してみせた。

またある時、アーサー王に対して馬上槍試合に挑んだ際には、その戦いぶりを王から『猛り狂う狼』として讃えられたという。