再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 50

 マダラ「いや、まて?あれは誰だ?カルデアのサーヴァントかあれは?まぁいい。よほどのことがない限り、この【写輪眼】の幻術からは抜けられん。」

青みのかかった黒いマントに筒の様な長い帽子を身に纏った少女が図書室の奥の方に立っていた。そのマントには、太極図が書かれており、帽子にも金色の装飾品がされている。まだらはそのまま彼女に近づき、幻術で眠らせてやろうかとしたところ…

 ?「それはできないよ。ぼくには精神的な干渉は効かない。それ以前に、ぼくはサーヴァントじゃないんだけどな。まぁ、

抑止力という点では、ある意味に通ったところはあるかもしれない。」

マダラは、その【少女】にいつの間にか背後をとられていた。おかしい、先ほどまで間違いなく50メートルは離れていたはずなのに。しかも、彼女がいたのは2階のテラス。つまりは一瞬で移動したということなのか?

 

 マダラ「…そうか。思い出した。那由多銀河が言っていた要注意人物にお前がいたなぁ?それで、今のお前はどっちだ?宮下藤花なのか?それとも、【ブギーポップ】なのか?」

 

マダラは、那由多銀河に敵対した場合、すぐさま対決するのをやめ、逃げるように言われた者達がいる。そのひとりに、マダラは出会ってしまったことになる。