再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 51

マダラ【いや?どういうことだ?あり得ん。単独顕現か?確かに、奴は【世界の敵の敵】を滅ぼす存在。普段は女子高生、宮下藤花の無意識のうちに眠っているが、人類の敵が現れた時に現れる都市伝説存在。…ふっ、俺は今、確かに人類どころか、色んな世界の敵だな。】

 

マダラが説明した通り。彼女、いや、今は彼といった方がよいだろう。一見すると、女子高生にしか見えないが、制服の上にその独特な衣装をきたその存在こそ、奇妙な泡という名を持つ【世界の抑止力】の一つ。それがブギーポップである。

 マダラ「そうか、あり得んという言葉はお前には通じんか。相手が相手なら、時間も空間も超えてこられるというわけかな?」

 ブギーポップ「いや?流石に僕一人では無理だ。そう、実はここにいるのは僕一人じゃないんだ。レティシアと呼ばれる幻想の鳥さんと、火の鳥の協力があって、那由多銀河の存在を知った僕は、異世界中に仲間を呼んだんだ。」

 ?「そういうことで、うちはマダラ。君はここでおとなしくしてもらう。」

 ??「ついでに、奪還屋としてテメェの石板もらっていっていいか?それ、やばい代物らしいから。」

 ???「そういうことですマダラさん。この吹きすさぶ風のゲーニッツと、キノ、そして奪還屋の美堂蛮と天野銀次が相手です。まぁあなたに勝とうとは思いませんが、その石板を奪い取ることぐらいはできるでしょう。」