再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 60

 マダラ「そういうことだ。お前の考えている通りだろう。が、もう手元に石板はある。というわけでじゃあな。もうお前らには要はない。…もうすぐ奴が来る頃合いだろう。死ぬがいい、お前たちに慈悲はない。」

そのままマダラはどこかへと消えていった。【神威】。うちはマダラの万華鏡写輪眼の能力。異空間を移動でき、また体の一部を異空間に飛ばすことで攻撃を無効化するという物。それにより、マダラは高速で長距離を移動できる。

そのままマダラは那由多銀河の所へと戻る。意気揚々と、戦果を手に入れてと。

 

さて、【上手くいった】。五人の感想である。まさか、幻術使いが幻術にはめられたということを知らずに…とこの時は思っていた。

 蛮「…行ったな。」

 ブギーポップ「行ったね。」

 銀次「行ったね…よしっ!」

 ウェンティ「うまく行ったね牧師さん。まさか、うまいこと騙されてくれたなんて。」

と喜ぶ四人。…一人を除いては、現状に気付いていないようである。

 ゲーニッツ「ふぅ。うまいこと二人の眼を合わせることに成功できたまではよかったのですが。…どうやら、私も詰めが甘いようですね。半分はうまくいったのですが…」

 ウェンティ「え、ほら。美堂が石板を相手に盗ませたっていう幻術を見せたよね?間違いなく、手元に石板あるし。」

 ゲーニッツ「それが甘いのです。何故なら、本来私たちは二つ石板を持っていなければならないのですから。」